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日本人のおよそ2人に1人が、生涯において一度はがんにかかるといわれています。
がんは早期の場合、自覚症状がないことが多く、自分で気づくことが難しい病気です。
しかし、早期発見できれば、がんは治る病気なのです。自分で気づきにくい、がんの早期発見にはがん検診が有効です。
元気なときこそ、がん検診を受けて、早期発見に努めましょう。
市のがん検診を受け、精密検査を受けた方の中にはがんが見つかっている方がいます。そのため、検診の結果が要精密検査となった方は早めに病院受診をすることが大切です。
「去年の精密検査で異常がなかったから大丈夫」、「自覚症状がないから大丈夫」と思っていても、がんのもとになる細胞は誰の体にも存在し、それがいつ急に大きくなるのかはわかっていません。
がん検診の結果が、精密検査となった場合に受診しなければ、がんや前がん病変を見逃してしまうかもしれません。
ご自身のからだについて知るために精密検査はしっかり受けることが大切です。
がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことでがんによる死亡を減らすことです。
がん検診を受けると、まずは「精密検査が必要か否か」が判断されます。
結果が精密検査不要(異常なし)の場合は現時点でがんの疑いがないということになりますが、
残念ながら、診断結果が100%正確とは言い切れません。
定期的に検診を受けることで、見逃されてしまったがんの発見確率は高まります。
結果が要精密検査(異常あり)の場合、がんや、その他の病気の疑いがあるため精密検査で詳しい検査を行う必要があります。
この時点では、確定診断ではありません。
これを放置してしまうと、もしもがんであった場合、がんが進行してしまうかもしれません。
要精密検査の場合は、必ず、できるだけ早めに受診しましょう。
精密検査の結果で異常がなかった場合も、定期的にがん検診を受けるようにすることが大切です。
行橋市では7月から集団健診(特定健診・がん検診)を実施しています。
行橋市の国民健康保険に加入している方で40歳以上の方であれば特定検診と一緒にがん検診を受診できます。
また、がん検診は行橋市民で対象年齢の方であればどなたでも受けていただくことが可能です。
詳しい健(検)診の内容やお申し込み方法については下記をご覧ください。