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指定年月日:平成27年9月4日
追加指定 :平成29年4月15日
所在地 :稲童神楽...安浦神社(大字稲童)
今井神楽…熊野神社(大字今井)
道場寺神楽…北山神社(大字道場寺)
元永神楽…大祖大神社・今井津須佐神社(大字元永)
「豊前神楽」は、豊前国(福岡県東部から大分県北部にかけて)につたわる神楽です。かつては神職が舞っていましたが、明治時代以降は地元の氏子によって継承されてきました。神楽は元日、神幸祭、収穫祭などの際、地元の神社に奉納されます。
豊前神楽では、神話を題材にした演目が重視されます。その一つが「御先(みさき)」です。「御先」は『古事記』、『日本書紀』にある「天孫降臨」を題材としており、「綱御先」、「乱御先」などバリエーションに富みます。神楽の最後は「岩戸開き」でめでたく締めくくります。
奉納の形態が式神楽(神楽奉納の際に必ず舞う演目)と奉納神楽(祈願者が希望する演目)のふたつにわかれていることも豊前神楽の特徴です。
豊前神楽を継承する団体は現在福岡県に34団体、大分県に5団体あり、このうち下記の4団体が行橋市を拠点とする団体です。同じ演目が伝わりますが、団体ごとに異なる演出を継承しています。

1893(明治26)年に下稗田の大分八幡神社の社家から習い、始まりました。もとは稲童出屋地区の神楽でしたが、戦後に稲童地区全域が協力して継承してきました。稲童地区の安浦神社に奉納します。
※現在は休止中です。

1938(昭和13)年に小原神楽講(築上町)から習い、始まりました。太平洋戦争で中断するも、1977(昭和52)年に再び小原神楽講に指導を受け、復興しました。今井地区の熊野神社や元永地区の今井津須佐神社に奉納します。

1874(明治7)年に赤幡(築上町)で岩戸神楽を習って始まったとされます。太平洋戦争で講員が減少すると、女性にも神楽を伝授して継承しました。道場寺地区の北山神社に奉納します。

1949(昭和24)年に下正路神楽講の一員から神楽を教わり、奏楽は他地域の神楽を参考に独学で継承してきました。元永地区の今井津須佐神社・大祖大神社に奉納します。
※現在は休止中です。
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