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連歌とは複数の人が長句(五・七・五)と短句(七・七)を交互に詠み連ねる詩歌のことです。句数は100句、50句、44句(世吉:よよし)等を単位として1巻とします。連歌は変化を尊ぶことから「(式目:しきもく)(ルール)」にのっとり季節、景色、恋など森羅万象の句を織り交ぜて構成します。中世以降盛んになった文芸で、戦国武将たちも嗜んでいます。
県の無形民俗文化財に指定されている今井祇園行事の中で、今井津須佐神社に連歌を奉納する「奉納連歌」の神事が、享禄三年(1530年)から執り行われています。室町時代から絶えることなく、連歌が続いているのは全国で唯一ここだけです。行橋市では、貴重な伝統文化である連歌にふれることで、多くの方々に興味を持っていただき、次世代に引き継がれるよう下記の事業に取り組んでいます。
平成16年(2004年)に福岡県で国民文化祭が開催された際、行橋市が連歌大会の会場となりました。以来、毎年11月に「行橋連歌大会」を開催しています。
◆対象者 中学生以上の方で、市内・市外を問いません。
◆会場 今井浄喜寺(行橋市大字今井1802番地)
◆参加者の募集 広報ゆくはし9月号 、ホームページ等で参加者の募集を行います。
中学生・高校生を対象に7月・8月の夏休み期間中の土曜日に2回開催。連歌について学びながら、実際に座(グループ)にわかれて連歌づくりを体験する講座です。
◆対象者 中学生・高校生
◆会場 行橋市中央公民館(行橋市大橋一丁目9番26号)
◆参加者の募集 広報ゆくはし6月号 、ホームページ等で参加者の募集を行います。
一般の方を対象に、7月から10月の第2水曜日に開催。連歌についてわかりやすく解説しながら、計4回の講座で44句(世吉:よよし)を体験する講座です。初めての人向けの講座です。
◆対象者 10名(市内・市外を問いません。)
◆会場 行橋市中央公民館(行橋市大橋一丁目9番26号)
◆参加者の募集 広報ゆくはし6月号 、ホームページ等で参加者の募集を行います。
◆行橋連歌読本 『みんなで詠もう連歌』 [ウェブブック]
・はじめに~一から始める連歌~・第一部 連歌はこう詠もう
・第二部 連歌は生きている
・資料・おわりに・開始
◆行橋連歌読本 『みんなで詠もう連歌』 [PDFファイル/2.7MB]
行橋市文化遺産活性化実行委員会編