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馬場代2号墳出土品(ばば だい 2 ごうふん しゅつどひん)

11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0001999 更新日:2022年8月12日更新 印刷ページ表示

行橋市有形文化財

馬場代2号墳出土品写真

市指定有形文化財(考古資料)
指定年月日:平成30年7月4日
所在地:行橋市中央1-9-3
行橋市歴史資料館


 馬場代2号墳は、行橋市の東部に位置する覗山(のぞきやま:標高121.6m)の北西山麓に位置します。平成8年(1996年)3月末に墓地の造成中に発見され、発掘調査を行いました。
 墳丘は円墳と考えられ、周溝まで含めると直径約14mです。埋葬主体部は小型の竪穴式石室で、ヨロイ(横矧板鋲留短甲)1領、大刀1振、鉄鏃40点が出土しました。時期は5世紀末と推定されます。カブトや馬具も副葬されていた稲童古墳群と比べ、馬場代2号墳の被葬者像として比較的軽装の歩兵が想定されます。
 馬場代2号墳の出土品は、京都平野では数少ない古墳時代中期の未盗掘資料で、石室内での配置や組み合わせも把握できます。古墳時代中期の地方軍事集団の階層性と、その下級構成員の武装の実態を知ることができる貴重な資料です。

出土地:馬場代2号墳