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歴史資料館では新春特別展示として、後藤又兵衛の槍を展示します。
後藤又兵衛(実名は基次、正親など)は黒田官兵衛・長政父子に仕えた歴戦の戦国武将ですが、官兵衛の死後、長政と関係が悪化し福岡藩を出奔します。
その際、隣国小倉藩(藩主細川忠興)を頼り、京都郡今井(行橋市今井)の西福寺に潜伏しました。
西福寺には又兵衛が使用したとされる膳が伝わります。また、山門横にある「英傑後藤又兵衛基次霊塔」が立ちますが、この碑が建つ石は又兵衛が船に飛び乗るとき足をかけたものといわれています。
又兵衛が今井に潜伏していた際、その世話にあたったのが現在も行橋市沓尾に屋敷(市史跡 守田蓑洲旧居)が残る守田家でした。又兵衛は今井を去る際、娘(久)を守田家に託し、また感謝のしるしとして槍などを贈りました。今回展示する槍はこの時のもので、守田家より行橋市歴史資料館にご寄贈いただいたものです。

行橋市歴史資料館 展示室
令和8年1月5日(月曜)~2月1日(日曜)
10時~18時(17時45分までにご入館ください)
※毎週火曜日及び令和7年12月28日(日曜)~令和8年1月4日(日曜)は休館
無料