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日本は満州事変や日中戦争に続き、昭和16年(1941)12月にはアメリカ、イギリスなどの国々を相手に太平洋戦争に突入しました。この戦争が始まる2年前、海軍は築城飛行場の建設を始め、飛行場の周辺にも基地の施設が次々につくられていきました。太平洋戦争中、築城航空基地はたびたび米軍の空襲を受け、基地の周辺も大きな被害を受けました。その時の空襲の傷跡が今も神社や墓地などに残されています。戦争の記憶を刻んだこのような遺跡も、時の流れの中で少しずつ失われつつあります。基地の軍用機を空襲から守るためにつくられた掩体もその1つです。このうち市が保存整備した掩体は爆撃や銃撃の跡が残り、戦争の様相を良く示す貴重な戦争遺跡として、令和5年3月28日に福岡県の文化財に指定されました。
このたびの企画展では、発掘調査の出土品や、築城航空基地に関係する資料のほか、戦時中の人々の暮らしを物語る品々を展示し、太平洋戦争と私たちの地域との関係や、戦争と平和について考えます。
◆会期: 令和5年8月5日(土曜日)~9月18日(月曜日・祝日)
10時~18時(入館は17時45分まで)
◆休館: 火曜日
◆会場: 行橋市歴史資料館 (福岡県行橋市中央1-9-3 コスメイト行橋 2階)
◆料金: 無料
◆問合: 行橋市歴史資料館
電話: 0930-25-3133
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◆講師:小川秀樹(行橋市歴史資料館長)
◆日時:9月3日(日曜)14時~
◆会場:コスメイト行橋企画展示室
※参加費・事前申し込みは不要です。
◆日時:8月6日(日曜)、8月20日(日曜)、9月18日(日曜・祝日)
各回14時~
◆会場:行橋市歴史資料館 展示室
※参加費・事前申し込みは不要です。