ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

下検地楽(しもけんじ がく)

11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0001317 更新日:2024年4月19日更新 印刷ページ表示

福岡県無形民俗文化財

令和6年(2024)年は下記の例年通りの日程で開催予定です。

5月3日 15時頃から王野八幡宮にて「お下りの行事」
5月4日 15時30分頃から貴船神社にて「お上りの行事」

※天候等により変更の場合があります。

 

 

 

下検地楽

県指定 無形民俗文化財
指定年月日:昭和35年11月13日(昭和51年4月24日)
所在地  :行橋市大字下検地 王野八幡宮


 下検地楽は、毎年5月3、4日の両日、行橋市大字下検地の王野八幡宮境内を中心に下検地地区の各所で演じられる楽打ち(がくうち。太鼓踊り)です。地元では検地楽の名で親しまれています。

 この楽のはじまりは定かではありませんが、言い立て(口上)では平家の怨霊が牛馬に祟ったため、怨霊を鎮めるために楽打ちを奉納するようになったと述べています。1731年から翌年にかけての享保の飢饉の際はこの地でも多くの餓死者が出て、楽打ちの存続も危ぶまれましたが、「たとえ残り3戸になっても楽打ちだけは奉納します」と神に誓い、守り伝えられました。江戸時代後期には盛んに行われるようになり、風しずめや雨ごいのために小倉城下に招かれた記録も残っています。

神社での奉納

 楽は笛吹、親楽(太鼓)だけ大人が担い、4歳から13歳までの子どもが主体となって鉦(かね)と太鼓を打ち鳴らします。浅葱色の浴衣に手甲と脚絆、白足袋・白タスキと華麗に装います。頭にニワトリの尾羽を飾るため「ニワトリ楽」の呼称もあります。