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京都平野は古墳が多い地域として知られていますが、7世紀に入ると横穴墓群は多く営まれるものの、古墳は急速に作られなくなります。そして663年の白村江敗戦によって御所ヶ谷神籠石、7世紀末頃には福原長者原官衙遺跡が築かれ、割拠する豪族層は椿市廃寺、木山廃寺、上坂廃寺、菩提廃寺と4つの寺院を相次いで建立します。さらに8世紀中~9世紀にかけて豊前国分寺、国分尼寺、豊前国府と、豊前国一帯を治める役所、寺院に変わっていきます。こうした京都平野の移り変わりは、京都平野各地の有力者から、地方郡司層、そして豊前国一国を治める国司の出現といった律令体制の発展を窺うことができます。
北部九州の中でも代表的な古墳から寺院・国府という律令体制への変革が理解しやすい、古代の京都平野の実像に迫ります。
◆会期: 令和5年1月25日(水曜日)~3月21日(火曜日)
10時~18時(入館は17時45分まで)
◆休館: 火曜日(3月21日は祝日のため開館し、翌日から展示替え休館とします)
◆会場: 行橋市歴史資料館 (福岡県行橋市中央1-9-3 コスメイト行橋 2階)
◆料金: 無料
◆問合: 行橋市歴史資料館
電話: 0930-25-3133
◆日時: 2月5日、2月19日、3月5日(すべて日曜日)
13時30分から14時
※事前申し込みは不要です。