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停電に備えて

6 安全な水とトイレを世界中に11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0039456 更新日:2025年8月29日更新 印刷ページ表示

 私たちの暮らしは、電気に大きく依存しています。照明や冷暖房、通信手段、さらには医療機器まで、多くの生活必需品が電力によって支えられています。しかしながら、自然災害や事故による突然の停電は、いつ起こるかわからず、その影響は計り知れません。そこで、皆さん一人ひとりが停電に備えることの重要性を改めて認識し、具体的な準備と対策を行う必要があります。

 災害が起こったとき、停電してから復旧するまでどれくらいの時間がかかると思いますか?東日本大震災では、おおむね1週間でほとんどの世帯の電気が復旧しました。また、平成30年の西日本豪雨の際も、1週間程度で復旧しました。もちろん災害の程度にもよりますが、この1週間という期間は、家庭で災害に備える際の一つの目安といえます。

 また、防災情報へのアクセスも欠かせません。市のホームページ、防災アプリ(ふくおか防災ナビまもるくん)やラジオの活用がおすすめです。特に長時間停電の場合には、水道・交通・医療機関の状況も確認しながら適切な対応を取る必要があります。

 停電している間は、明かりが消えるだけでなく、身の回りの電化製品が使えなくなります。夏冬はエアコンが止まるので暑さ寒さ対策が必要になります。また、停電の影響で断水する世帯もありますので、断水対策も必要となります。災害時の備蓄も兼ねて停電の対策をしましょう。

停電対策で準備しておくもの

 停電時には、生活に欠かせない家電製品が使用できなくなるため、事前に必要なものを揃えておく必要があります。停電対策で準備しておくべきものは、以下のとおりです。

  • ・懐中電灯やランタン:懐中電灯は1本、ランタンは1部屋に1つ
  • ・乾電池やモバイルバッテリー:乾電池は必要本数、モバイルバッテリーは1〜2台
  • ・非常食・水:非常食は21食分、水は21リットル
  • ・カセットコンロ:カセットコンロ1台、カセットボンベ6本
  • ・衛生用品:人によって異なる
  • ・簡易トイレ:本体は1つ、袋は35〜56回分
  • ・携帯ラジオ:1台
  • ・現金:1週間分の生活費
  • ・アルミシート:1枚
  • ・季節用品:アイテムによって異なる
  • (注)1人分(1週間分)の必要量を記載しています

それぞれの使用方法や必要量などを詳しく見ていきましょう。

懐中電灯やランタン

 停電時には、部屋の照明がつかなくなるので、周囲を明るく照らすために懐中電灯やランタンは欠かせません。懐中電灯は、1人につき1本用意しておくと、移動する際に便利です。
 ランタンは、各部屋に1つずつ置いておくと、停電時でも過ごしやすくなるでしょう。
 なお、スマートフォンにライトは付属していますが、長時間使用すると充電を消耗して連絡手段が途絶える恐れがあるため、照明としての利用はおすすめしません。

乾電池やモバイルバッテリー

 乾電池やモバイルバッテリーを準備しておくと、照明器具やスマートフォン、ラジオなどの電池切れの心配を抑えられます。
 乾電池は、単3形や単4形など、停電時に使用する製品に対応したものを必要数準備しておきましょう。
 製品ごとの乾電池の使用本数と動作時間は、商品の説明書や公式サイトに掲載されているため、そこから1週間使用するために必要な電池の本数を導き出せます。
 モバイルバッテリーは、1人につき1〜2台用意しておくと安心です。
 太陽光で蓄電できるモバイルバッテリーを準備しておけば、電気が使えなくても繰り返し充電できるため、停電が長期化した場合でも心強いでしょう。​

非常食・水

 停電が発生すると、IHコンロや電子レンジなど、電気が必要な調理器具は使用できなくなります。
 また、ガスコンロの場合でも、災害時にはガスの供給が断たれている可能性があり、必ずしも使えるとは限りません。そのため、加熱不要・調理不要で食べられる非常食を多めに備蓄しておくと安心です。
 主な非常食としては、水を加えるだけで食べられるアルファ米やフリーズドライ食品、そのまま口にできる缶詰やドライフルーツなどが挙げられます。
 主食だけでは栄養バランスが崩れてしまい、体調を崩す可能性が高くなるため、バランスを配慮したうえで1週間分(1人あたり21食分)の食品を備えておきましょう。
 また、停電をともなう災害時には断水の恐れもあるので、水も備蓄しておかなければなりません。水は1人1日3リットル必要といわれており、1週間分を備蓄する場合は1人あたり21リットルの水が必要です。​

カセットコンロ

 停電時にはコンロを使用できないことが想定されるため、カセットコンロを備えておくことをおすすめします。
 特に冬場は温かいものを食べたくなることが多く、カセットコンロがあれば、温かい食事を摂取できます。
 単身世帯で用意するカセットコンロは1台、カセットボンベの数は1週間で6本が目安です。
 カセットボンベの使用期限は、製造年月日から7年以内と定められているため、定期的に期限が過ぎていないかを確認しましょう。

衛生用品

 停電時には、自然災害によって水が使用できない可能性もあるため、衛生用品を備蓄しておきましょう。準備しておくべき主な衛生用品として、以下のものが挙げられます。

  • ・ティッシュ
  • ・ウェットティッシュ
  • ・トイレットペーパー
  • ・汗拭きシート
  • ・アルコール消毒液
  • ・歯磨きシートや液体歯磨き
  • ・生理用品
  • ・紙おむつ
  • ・薬

 ウェットシートや汗拭きシートがあれば、付着した汚れや汗を拭き取れるため、体を清潔に保てます。
 また、女性の方は生理用品を、お子さんや高齢の方がいるご家庭では、紙おむつを日頃から多めに備蓄しておくと良いでしょう。

簡易トイレ

 災害によって断水している場合は、水洗トイレが使用できなくなるため、簡易トイレを備えておく必要があります。
 簡易トイレとは、便座のついている持ち運び可能なトイレであり、凝固剤が付属しているため、水で流さずに袋に包んで処理できます。
 自宅のトイレの便座に設置して使用する携帯トイレも販売されているので、使いやすい商品を選ぶと良いでしょう。
 トイレの回数は1日5〜8回が一般的であり、1人暮らしの場合は、1週間分として35〜56回分の処理袋を備えておきましょう。
 簡易トイレ本体は繰り返し使用できるため、1つ準備しておけば問題ありません。​

携帯ラジオ

 停電時にはテレビが使用できなくなり、スマートフォンの充電は連絡手段として温存しておきたいため、情報収集のために1家に1台携帯ラジオを備えておきましょう。
 乾電池式の携帯ラジオを使用する場合は、1週間稼働できる程度の乾電池を用意する必要があります。
 乾電池式だけでなく、手回し発電やソーラー充電など、充電方法の選択肢が豊富な携帯ラジオを用意しておくと、長期間停電が続いた場合でも安心です。​

現金

 停電時には、スーパーやコンビニなどでキャッシュレス決済が利用できなくなり、ATMからお金を引き出せなくなる可能性があります。
 追加で必要なものを購入するためにも、1週間分の生活費を現金で準備しておきましょう。
 ただし、1万円札ではお店のお釣りが不足する恐れもあるため、千円札や小銭でお金を用意することをおすすめします。​

アルミシート

 アルミシートとは、ポリエステルやビニール素材にアルミニウムを付着させたシートであり、体を包むことで防寒対策ができます。
 冬場の停電時に電気を使用する暖房器具は使えなくなるため、その際にアルミシートで体を温められます。
 また、雨に濡れて体が冷えてしまった場合も役立つので、季節を問わずに家族分のアルミシートを備えておくと良いでしょう。​

季節用品

 夏の暑さや冬の寒さをしのぐための季節用品も、停電時の備蓄として重要です。備蓄しておきたい主な季節用品として、以下のものが挙げられます。

  • ・ハンディファン
  • ・扇子
  • ・塩あめ・塩タブレット
  • ・経口補水液
  • ・防寒着
  • ・カイロ

 夏場に冷房が使用できないと熱中症のリスクが上がるため、ハンディファンや扇子で風を送り、塩あめや塩タブレットなどで塩分を摂取することが、健康維持に効果的です。
 一方、冬場の停電時には、暖房が使用できなくなるので、ダウンジャケットやニット帽、ネックウォーマー、使い捨てカイロなどを使用し、体を冷やさないようにしましょう。