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令和7年2月23日(日曜日)に、二次避難所に指定されている今元小学校にて、今元校区の住民を対象とした避難所運営訓練を実施しました。
この訓練は福岡県と行橋市が共催し、大規模災害等が発生した際に地域住民が中心となって避難所開設・運営が円滑に行えるよう、「行橋市避難所運営マニュアル」をベースとして行いました。大雨による災害を想定し模擬的に自宅から避難所へ避難し、避難所運営の実働体験をすることで、防災知識や技術の習得を促し、不測の事態への対応力を身に着けることを目的としています。
訓練当日は寒さが厳しい中での開催となりましたが、自治会の役員を中心に総勢198名の住民が参加し、マニュアルに定める班ごとに、避難所開設の初期活動の体験(開設)と主な活動の体験(運営)を行いました。
参加者は、訓練及びブースでの体験に我が事として熱心に取り組まれるとともに、参加者間での交流も活発に行われるなど、地域の防災力強化に供する訓練となりました。
近年では、令和6年1月の能登半島地震や、8月の日向灘沖を震源とする地震、台風・大雨などにより各地で被害が発生しております。
こうした災害を教訓にしながら、自治会や自主防災組織を中心として地域が主体的に避難所を開設・運営できる体制を整えておくことは大変重要となります。市民の皆さまにおかれましては、今後各校区ごとに開催される避難所運営訓練にぜひご参加いただくことをお願い申し上げます。
訓練にご参加された皆さま、ご協力いただきました関係者の皆さまにおかれましては、誠にありがとうございました。
時刻 | 訓練内容 |
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午前8時30分 |
受け入れ準備 物品の確認、居住スペースの作成、各班の活動など |
午前9時00分 | 避難所開設 |
午前9時10分 | 避難者の受付開始 |
午前9時30分 | 福祉避難所への要支援者の移送訓練 |
午前10時00分 | 開会式 |
午前10時10分 |
生活訓練体験ブース
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午前11時00分 | 自衛隊カレーの配給訓練 |
午前11時30分 | 閉会式 |
避難所の開設の手順、避難者の受付から居住スペースまでの誘導の流れの確認を行いました。また、要配慮者の方を福祉避難所へ移送する対応方法も確認しました。
避難所開設に向けて準備をする様子 避難者を受付する様子
要配慮者の方を移送する様子 福祉避難所へ移送する様子
避難所用ベッドや段ボールベッド、避難所用テントを設営し、居住スペースの体験をしていただきました。
避難所用ベッドを組み立てる様子 避難所用テントを組み立てる様子
その他、次のような訓練を行い、一般参加者に自由に見学・体験をしていただきました。
防災士による避難時に必要な物品の紹介 行橋市社会福祉協議会による車いす体験
行橋市消防本部による応急救護体験 日産自動車九州(株)による電気自動車
のデモンストレーション
陸上自衛隊小倉駐屯地による自衛隊カレーの炊き出し・配給の様子
行橋警察署による緊急車両の展示 行橋市消防団による緊急車両の展示
消防車両と記念撮影 自衛隊車両の展示
カレーを食べる参加住民の皆さん カレーを頬張るお子さん
閉会式の様子 市長の挨拶