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行橋市通学路交通安全プログラム取り組み紹介
平成24年に全国で登下校中の児童等が死傷する事故が相次いで発生したことから、各関係機関(学校関係者、道路管理者、交通管理者)と連携し、各小学校の通学路において緊急合同点検を実施し、必要な対策内容について協議し実施してきました。また、引き続き通学路の安全確保に向けた取組を行うため、関係機関との連携体制を構築し、本市における通学路対策として「行橋市通学路交通安全プログラム」を策定しました。本プログラムに基づき、関係機関が連携して、児童等が安全に通学できるように通学路の安全確保を図っています。今回は取り組み事例の一部をご紹介します。
1.危険個所の把握
毎年各学校に照会し、危険箇所の把握をしています。昨年度、このプログラムにより「危険」であると報告があった箇所は11件。
対策内容や進捗状況など、市ホームページに掲載しています。また、今後、学校連絡アプリ「すぐーる」での配信も予定しています。
2.安全対策の実施
通学路の見通しの悪い場所や飛び出しの危険性がある場所などで子どもたちの注意を促すため、教育委員会では「ストップマーク」を学校に配布しています。
3.歩道整備事例紹介
泉中央4丁目付近(交差点:日鉄ボルテン前~泉小に向かって496号線に突き当たる箇所)は、通学路であり、横断歩道がある交差点ですが、歩道がない箇所がありました。交通量の割には道幅が狭く、スピードを出して走行する車両が多いため、安全対策として歩道整備を行いました。さらに、日鉄ボルテン株式会社様の社会貢献活動として、同社敷地内に歩道を整備していただき、泉小学校の児童の登下校時に歩道を開放していただくことで、児童がより安全に通学できるようになりました。また、泉スポーツ広場の駐車場舗装にあわせ、植栽を撤去し、歩道並びに横断歩道前の歩行者溜まりの整備を行いました。歩道が広くなり見通しが良くなったことで安全性が向上しました。
今後も引き続き通学路の安全対策に努めてまいります。