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猫の適正管理のお願い
「庭や駐車場にフンや尿をされて困る」、「鳴き声がうるさい」、「子猫が生まれた、猫が増えた」、「ごみをあさる」等、猫に関する様々な苦情や相談が、市民の皆さんから多数寄せられています。これらはすべて、飼い猫・野良猫に対する人間の無責任な行為が引き起こしている問題です。
猫問題を解決するためには、市民の皆さんのご理解ご協力が必要です。
猫を飼っている方へ
- 室内で飼いましょう
飼い猫を外に出すと、ケガ・病気、交通事故等のリスクがあります。また、ご近所に迷惑をかけてしまうこともありますので、室内飼育を心がけましょう。 - 不妊・去勢手術をしましょう
猫は年に2・3回出産し、すぐに増えてしまいます。繁殖を望まないのであれば、きちんと不妊・去勢手術をして、過剰繁殖を防ぎましょう。生殖器の病気や、繁殖期におけるケンカや臭いの予防にもつながります。 - 迷子札を付けましょう
衰弱や事故等により自力で歩けなくなった猫が、負傷動物として保健福祉環境事務所に多く保護収容されています。これらの猫のほとんどは、飼い主が判明していません。自分の飼い猫に責任をもつためにも、迷子札(飼い主の名前や連絡先を明記)やマイクロチップ等で飼い主がわかるようにしておきましょう。
- 最後まで責任をもって飼いましょう
猫は15~20年くらいの寿命があります。飼い主は、猫の習性や性格を十分に理解し、健康管理に気を配りながら、愛情をもって、寿命を全うするまで飼う責任があります。
野良猫にエサを与えている方へ
- ご近所さんの理解を得ましょう
野良猫が生きていくためには、その地域の住民の理解が不可欠です。野良猫に生活環境を荒らされた方からすれば、猫は迷惑以外の何物でもありません。 - 不妊・去勢手術をしましょう
世話をしている野良猫が、不妊・去勢手術がされていない場合、繁殖して個体数が増えてしまいます。これを防ぐために、野良猫に不妊・去勢手術を施しましょう。 - ルールを守ったエサやりをしましょう
エサやり場は、地域住民の迷惑がかからない場所に固定しましょう。エサは決められた時間に、猫が食べきれるだけの量を与えるようにします。そして、食べ終わるのを待って容器を回収し、周辺の清掃を行いましょう。 - 猫用トイレの設置・管理をしましょう
地域住民の迷惑にならない場所にトイレを設置し、そこで排泄をさせましょう。猫が用を足したあとは、こまめに掃除をすることが大切です。汚れたままにしておくと、トイレを使わなくなってしまいます。
猫による被害で困っている方へ
猫が敷地内に入り込んでフンや尿をするのは、その場所が猫にとって快適な場所だからです。どうしても猫を寄せ付けたくない場所には、次のような方法をお試しください。
- 忌避剤(市販の忌避剤、コーヒーかす、柑橘類の皮、食用酢等)をまく
- 市販の猫除けグッズやトゲのある植物を植える等して侵入させない
- ブザーや超音波発生器を使用して追い払う
さくらねこ無料避妊手術事業
公益財団法人どうぶつ基金が不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域猫活動を行うボランティア 団体等と連携して TNR 事業を行います。 「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこTNR (Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印 として耳先をさくらの花びらのように V 字カットする)」を実施することで,繁 殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,飼い主 のいない猫に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。
行橋市は、令和2年度からどうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術事業(行政枠)」で発行している無料不妊手術チケットの交付窓口となり、市民(個人・ボランティア団体等)に配布し、どうぶつ基金の協力病院で飼い主のいない猫(野良猫)に不妊手術をしていただいております。
どうぶつ基金からのチケットの発行は年数回のため、希望される方はお電話または窓口にてご申請をお願いします。
また、発行枚数に限りがあるため、すべてのご希望に添えない場合がございます。予めご了承ください。
さくらねことは
不妊・去勢手術済みの印として、耳先を桜の花びらのようにVカットした猫のことをいいます。また、Vカットした耳のことを、さくら耳といいます。
※手術をする時、麻酔が効いている間に耳先をカットします。耳先カット後に止血をし、その後の出血もほとんどありません。
令和2年度 手術頭数 31(令和3年1月末現在)
手術費は、公益財団法人どうぶつ基金にすべて負担していただきました。
公益財団法人どうぶつ基金に寄付をしていただいた皆さんに心より感謝申し上げます。
公益財団法人どうぶつ基金について
公益財団法人どうぶつ基金は、動物の適正な飼育方法の指導・動物愛護思想の普及等を行い、環境衛生の向上と思いやりのある地域社会の推進に貢献することを目的とし、各種事業を行う団体です。
公益財団法人どうぶつ基金ホームページ<外部リンク>