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【報告】第3回まちづくりワークショップ

ページID:0022303 更新日:2023年3月31日更新 印刷ページ表示

SDGsの図

SDGsと食をテーマにワークショップを開催

令和5年3月4日(土曜日)、リブリオ行橋にて、市民参加型まちづくりワークショップが開催されました。今回のテーマは「食でSDGsにコミットできる?か考えてみよう」。コーディネーターに、「コミット」のフレーズでお馴染みのRIZAP株式会社よりトレーナーの川本裕和さんと管理栄養士の柳井美穂さんをお招きし、29名の市民の方にご参加いただきました。

参加者のようす自己紹介

SDGsとは?

「Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標」。簡単に言うと「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という計画・目標のことです。
これから先、世界中の人々が安心安全に暮らしていけるように、2030年をゴールとしてSDGsの17目標が掲げられています。キーワードは「誰ひとり取り残さない」ということ。国際機関、政府、企業、学術機関、市民社会、子どもも含めたすべての人が、それぞれの立場からこの目標を達成するために行動することが求められています。

今回、市民の皆様に身近な「食」について考え、同時に「SDGs」への理解を深めていただこうと、このワークショップを企画しました。

【Before】SDGsの項目表に〇をつけよう!

まずはそれぞれのグループで、SDGsの17項目のうち、「食」に関連すると思う項目を挙げ、表に〇をつけていきます。どのグループもこの時に挙げられた項目は2~3項目程度でした。

ワークショップのようす1ワークショップのようす2ワークショップのようす3

その後、皆さんは自分の食生活を振り返り、自慢できることや改善したいことを各班で発表しました。

”笑顔になれる理想の食事”とは?

次に、皆さんが考える”笑顔になれる理想の食事”をふせんに書き出し、模造紙に貼っていきます。

ワークショップのようす4ワークショップのようす5ワークショップのようす6ワークショップのようす7ワークショップのようす8
幅広い世代の参加者の皆さんから、「何を食べるかより誰と食べるか」「昔はこうだったけど今は・・・」「〇〇はこうやって調理して食べると捨てるとこ無いよ!」など、理想の食事に限らず色々な話が出て、どの班も大盛り上がり。
食事に関する話をするだけで、皆さん自然と笑顔になるんですね♪

『みんな』が笑顔になる食事

地方で育てた野菜や食肉などを、コストを抑え新鮮な状態で東京などの人口の多い地域で消費する「地産都消」をすすめている、株式会社インフォマートさんより、地産都消や食品ロスについての講話をいただきました。
消費できず廃棄されている食料の量は年間で、出荷された食料の約33%にあたる612万トン(なんとPayPayドーム3.5個分!)。そのうちの22%が、まだ食べられるのに捨てられてしまっているそうです。

ワークショップのようす9ワークショップのようす10

また、出荷される前に廃棄されてしまう野菜も年間で300万トン、生産された野菜の量の約30%もあるそうです。この食品ロスを無くすために、ライザップさんやインフォマートさんは、子ども食堂への寄付や、様々な飲食店での規格外野菜を使ったメニューやフェアなどを展開しているとのこと。
皆さんも買いすぎて結局廃棄してしまったり、ビュッフェで取りすぎて食べ残してしまったりしたことはありませんか?食べる側だけでなく、つくる側も笑顔になる食事について考えさせられる良い機会となりました。

アイスブレイク

ここで少し息抜き。ライザップのイケメントレーナーの指導の下、全員でスクワットのお時間です。

スクワットのようす

【After】SDGsの項目表に〇をつけよう!

自分たちの「食」について振り返ったり、食品ロスについての講義を聴いたりした後、再びSDGsの項目表に目を向けてみます。
すると、ワークショップ開始早々には2~3個しか付かなかった〇が・・・

ワークショップのようす11ワークショップのようす12ワークショップのようす13ワークショップのようす14ワークショップのようす15

「2.飢餓をゼロに」「3.すべての人に健康と福祉を」「12.つくる責任 つかう責任」「14.海の豊かさを守ろう」・・・項目表にどんどん〇が付いていきます。どのグループも、当初の何倍も多く〇をつけていました。

今回のワークショップでは、生きていくうえで欠かせない「食」について考え、見直し、あわせて「SDGs」について理解を深めていただくことができたと思います。これからも、それぞれの立場からSDGsの目標達成に向け行動していただけると幸いです。

事後アンケート

ワークショップ終了後、参加者の皆さまにご協力いただいたアンケートの一部をご紹介します。

・規格外野菜を自治体が市民に販売できるルートを作ってほしいなと思いました。無駄にせず農家さんも収入につながるし、消費者も少し安く買えたらうれしいし、市にとってもいいことだと思います。

・とても楽しく、意識も更に深まりました。是非、幼稚園から学校まで、このような授業を取り入れて欲しいと思いました。

・今回は『食』のSDGsがテーマで、食品ロスを考える事から自身の健康、環境に繋がる事が勉強になりました。規格外野菜、賞味期限近い食品等、市内公民館や街に気軽に買い物に行ける(街の活性化)場所や高齢者、特に1人暮らし方等、移動車で販売等に買える場所があればと思いました。

・行橋には良いものが沢山あるので、それを活かして住んでる人が楽しく、日常の暮らしが豊かになればいいなと思います。今回、興味のある食から何かつながらないかなと想い参加しました。ありがとうございます。

・議題が1度限りではなく、2弾、3弾と深掘りが良いのでは? せっかくの素敵な盛り上がりが、立ち消えちゃいそうで勿体ないと思います。

・今日はとても楽しいワークショップでした。ありがとうございました。今回は単発だったので、次回は第1回を行って、それから自分の行動変化や取り組みなどを話せる第二回など繋がると楽しいなと感じました。

・SDGsについて、じっくり考えれるような機会を頂けて嬉しかったです。ありがとうございました!

・スクワットを続けようと思います。

・年齢層も幅が広く、いろいろなお話が聞けてとても勉強になりました。

・とても有意義でした。大手の企業が小さな自治体にまで取り組みを広げて活動しているのを間近に感じられたのは嬉しかったです。

・今日学んだこと、周りにも意識してもらえるよう、声掛けしていこうと思います。