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熱中症にならないように

ページID:0013615 更新日:2023年1月29日更新 印刷ページ表示

熱中症ってなんだろう?

熱中症とは、気温が高い場所や、むし暑い場所に長い時間いることで、体調が悪くなってしまうことをいいます。熱中症は暑い時期だけではなく、季節のかわり目など、体が暑さになれていないときにもおこることがあります。

そして、熱中症は体の調子が悪くなるだけではなく、命に関わることがあるので注意しましょう。

熱中症のイラスト

熱中症が起こるしくみ

わたしたち人間の体の中では、常に「熱」が作られています。その熱は、あせをかくことで体の中に熱がたまらないようにしています。ところが、気温が高い場所やむし暑い場所にいると、体の中に熱がたまってしまいます。すると、体の中の熱を外ににがすことができなくなったり、汗をたくさんかいて体の中の水分や塩分がなくなっていきます。そうしていくと、だんだんと体調が悪くなっていき、頭が痛くなったり、めまいなど、いろいろな体の変化がおこっていきます。

熱中症になるとどんなことになるの?

軽い体の変化

・「めまい」「立ちくらみ」がする=フラフラになるような状態

 脳に届く血の流れが足りなくなって起こります。

・筋肉痛や筋肉がかたくなる

 あせをかくことで体の中の塩分が足りなくなって起こります。

少し重い体の変化

・頭痛、はき気、体がだるい

 頭がいたくなったり、はき気がしたりするような状態です。体がぐったりして、力が入らなくなってしまうこともあります。

とても重い体の変化

・意識障害、けいれんなど

 声をかけたり、ゆすったりしても、反応がはっきりしないような状態です。体がガクガクと「ひきつけ」を起こしたり、歩けなくなったりすることもあります。

・高体温

 体にさわると「熱い」と感じるような状態です。

その他の体の変化・熱中症のサイン

・あせをかかなくなる

・呼吸が浅くなったり、早くなったりする

・肌が赤く、熱くなる

・水を飲むことができなくなる

・顔色が悪く(白く)なる

・手足がふるえる  など

熱中症にならないために気をつけること

・こまめに水を飲もう

水分をとる場合には、できるだけ「水」を選ぶようにしましょう。そして、「のどがかわいた」と感じる前に、少しずつ「水」を飲むように心がけよう

 

・水分だけでなく塩分もとろう

 あせをかくと、体の調子を整えるために必要な塩分も、あせと一緒に体の外に出て行ってしまいます。毎日ごはんをしっかり食べて、塩分をたくわえておくことが大切です!

たくさんあせをかいたときは、スポーツドリンクを飲むことも良いことです。ただし、飲みすぎはよくないので注意しましょう。

 

・体の具合がよくない時は無理をしない

 熱中症は体が弱っているときに起こりやすいので、無理をしないことが大切です。つかれているときや、ねぶそくのときは、外に出たりしないでゆっくり休みましょう。

 外で遊んでいるときや、お出かけしているときに体調が悪くなったら、日かげなどのすずしい場所で休むようにしましょう。

 

・出かけるときの服そうに工夫をしよう

暑いときに着る服は、「風を通す」「あせをすう」「早くかわく」ものを選び、外に出るときには、ぼうしをかぶるようにしましょう。〇エアコンやせんぷうきを使おう

家の中にいても、暑くなってあせが出るようなら、エアコンやせんぷうきを使って、部屋の温度を下げたり、風の流れを作ったりして、できるだけすずしくなるようにしましょう。ただし、すずしくしすぎると、体温を調節する力がうまく調節できなくなって、外に出たときに体調が悪くなることがあるので「冷えすぎ」にも気をつけましょう。

熱中症になったかもしれないと思ったら

もしも、熱中症になってしまったら、すぐに日かげやすずしい部屋に移動して、ゆっくり休むことが大切です。そして、体にたまった熱をにがすために、うちわやせんぷうきを使って、体に風を当てるようにしましょう。

熱中症かもしれないと思ったときに大切なのが、水分と塩分をとることです。ほんの少しだけ塩を混ぜた水か、スポーツドリンクで水分をとるようにしましょう。その場に氷や保冷材などがあれば、必ずタオルなどにまいてから、首やわきの下などに当てておきましょう。

体調がよくならず、声をかけても反応がなかったり、体がふるえているようなときは、急いで病院でみてもらうことが大切です。

 

(参照 関西電力 https://www.kepco.co.jp/brand/for_kids/teach/2016_07/<外部リンク>