令和3年度からの放課後児童クラブ入所料の改定について
令和3年度からの放課後児童クラブ入所料の改定
見直しの検討の経緯
行橋市では、これまで、児童クラブのニーズの高まりを受け、受入施設の整備、運営の委託化、19時までの延長保育の実施など、児童クラブの充実に努めてきました。平成27年4月から実施された「子ども・子育て支援新制度」では、児童クラブの設備及び運営について一定の基準を市町村において定めることとされ、放課後における児童の健全育成の更なる充実が求められてきました。一方で、クラブ数の増加や基準に基づく指導員の確保等により事業費が増加している状況です。
そうした中、児童クラブにおける利用者負担額について、事業費の推移及び児童一人当たりの必要経費をもとに、検討することといたしました。
・事業費の推移につきましては、平成27年度 約8,700万円 に対して、平成30年度 約15,000万円 と大きく増加いたしました。児童一人当たりの必要経費といたしましても平成27年度 約9,800円/月 に対しまして、平成30年度 約12,800円/月 となっております。
(事業費及び利用児童一人当たりの必要経費につきましては、おやつ代及び保険料を除いています。)
なお、国の補助金の制度設計といたしましては、保護者負担率(放課後児童クラブ入所料)を50%とし、残り50%を国・県・市が負担するという考えがありますが、現在の保護者負担率は50%を大きく下回っています。
市では、児童クラブ入所料について事業開始以来同額を維持してきましたが、国の制度設計との乖離の一部を是正し、受益に応じた負担をしていただくため、令和3年4月から下記のとおり入所料を改定することに決定しました。
令和3年度からの放課後児童クラブ入所料
令和3年度から、放課後児童クラブ入所料を
第1子 月額 3,000円 ⇒ 月額 5,000円 に改定いたします。
第2子以降 月額 1,500円 ⇒ 月額 2,500円 に改定いたします。
(延長料、おやつ代及び保険料につきましては現行のまま変更ありません)