御所ヶ谷のヒモヅル自生地

2021年3月31日

行橋市内の文化財一覧

ヒモヅル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

県指定 天然記念物

平成24年3月26日

行橋市大字津積

 


 

福岡県内唯一の自生地 

  ヒモヅルとは、東南アジアの熱帯地方を中心に分布するヒカゲノカヅラ科のシダ植物です。 別名はキノボリヒカゲノカズラと呼ばれ、アカマツなどに絡み付いて育ち、地上5mほどまで伸びています。

 

 日本では希少で、かつては生花の素材として乱獲され、絶滅が危惧されました。環境省が作成するレッドリスト(日本の絶滅のおそれのある野生生物リスト)において「絶滅危惧 II 類」(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。 福岡県のほかに滋賀県・三重県・山口県・長崎県・熊本県・鹿児島県と、全国でも7県のみで自生が確認されていますが、各県で絶滅危惧種に指定されています。和歌山県では絶滅してしまいました。

 

 福岡県でも行橋市の国指定史跡 御所ヶ谷神籠石 の一部でしか生息が確認されず、県の絶滅危惧 I B類 、群落としてはカテゴリー II :対策必要(対策を講じなければ群落の状態が徐々に悪化する)とされています。

 

 本来熱帯に生育する植物なので、土壌だけでなく空気中も高湿である必要があると考えられます。 保護のためには乱獲を防ぐだけでなく、現在の生育環境も維持しなければなりません。

 

高校生による保護活動

 市内に希少な植物が存在することを知った福岡県立行橋高等学校の農業技術科の生徒が、ヒモヅル繁殖の研究を行っており、成果が待ち望まれます。

 


 

 御所ヶ谷神籠石周辺の稀少植物はヒモヅルだけではありません。 豊かな自然を大切に守り伝えていきましょう。

 

周辺の文化財

 

■1,300年前の石垣がそびえる古代山城 「御所ヶ谷神籠石」

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