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福岡県指定文化財ビワノクマ古墳
 

 この古墳は標高25m前後の独立丘陵上に立地する、直径25m、高さ約4.5mの円墳で、昭和30(1955)年、墓地造成工事中に発見され、発掘調査が行われた。
 埋葬施設は、長さ3.8m、幅1.2m、高さ1.7mの長方形の竪穴式石室で、床面には粘土床がつくられていた。また、天井石の外周径約3.5mにわたり礫石が葺かれていた。
 石室からは銅鏡1、硬玉製勾玉1、ガラス小玉51以上、素環頭太刀(そかんとうたち)1、鉄剣1、鉄鏃19、織物製矢筒(おりものせいやづつ)1、挂甲小札(けいこうこざね)1領分、土師器片が出土している。
 古墳の盛土の下から古墳築造以前の箱式石棺、土坑墓(どこうぼ)が発見されており、この一帯には古墳築造以前の墳墓群が存在していたことが知られる。
 ビワノクマ古墳は、石室の構造や副葬品から、5世紀前半に築かれた当地域の有力者の墳墓と考えられる。








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