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行橋市指定文化財旧飴屋門
 

 行事飴屋は、江戸時代の宝永年間(1704〜1711)頃より栄えた小倉藩屈指の豪商である。その屋敷は、旧中津街道と田川方面へ向かう街道の交差点に位置した。広大な敷地には本宅のほか三層四階建ての快哉楼(かいさいろう)などがあり、道を隔てた東側には、酒蔵、醤油蔵、浜倉などの施設が立ち並んでいた。
 旧飴屋門は通称「御成門(おなりもん)」と呼ばれ、小倉藩主が廻郡(かいぐん)(領内巡察)などで飴屋を訪れた際、藩主を迎えるために建てられた。
 門の形式は一間薬医門(いっけんやくいもん)、本瓦葺(ほんかわらぶき)、総欅造(そうけやきづくり)で、幅5.8m、奥行2.2m、建築の年代は天保年間(1830〜1844)頃と考えられる。その後数回の補修を受けているが、大きな改造は加えられず、旧状をよく残している。
 この門は豪商飴屋をしのぶ数少ない遺構であるとともに、当地が江戸時代、在郷町として繁栄したことを今に伝える、貴重な建造物である。








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